ユネスコの無形文化遺産となっている歌舞伎は、世界でも「kabuki」として広く知られています。

    歌舞伎という名称の由来は、「傾く」(かぶく)からきていると言われています。

    戦国時代の終わりから江戸時代初頭にかけ、派手な衣装や一風変わった異形を好む者のことを「かぶき者」と呼ぶようになり、その「かぶき者」の派手な装いや斬新な行動を取り入れた「かぶき踊り」が最初だと言われており、この時は女性が踊っていたそうです。

    ちなみに、「かぶき者」と言えば、[blue]加賀百万石[/blue]の礎を築いた前田利家の義理の甥で、前田慶次郎の通名でも知られている前田利益(とします)が有名ですね。
      

    また、歌舞伎は、その用語が現代語として日常で使われており、有名どころでは「十八番」(おはこ)ですね。
    これは、江戸時代、七代目市川團十郎が、得意芸を十八演目選定し、お家芸としたことを「歌舞伎十八番」と言い、その台本を箱に入れて保管したことから、「おはこ」と読むようになったとされています。

    その他にも、陰で人をそそのかし操ることをいう「差し金」(さしがね)は、歌舞伎の舞台で鳥や蝶などを客に見えないように陰で操る針金が由来で、「政界の黒幕」で使われる「黒幕」は、歌舞伎の舞台で、場の変わり目や夜などを表すときに使う黒い幕に由来しており、「男前」や「大詰め」、「板につく」なども、歌舞伎用語が由来となっています。