骨董市やネットオークションなどでもよく目にする「古伊万里」
      
    たまにお客様から
    「古伊万里はそんなにたくさん現存するのですか?」
    という質問をいただきます。
      
    そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃると思うので、簡単に説明をさせていただきます。
       
    まず、古伊万里とは、その名の通り古い伊万里焼のことで、江戸時代に、現在の佐賀県、長崎県あたりで焼かれた磁器(有田焼)をさしています。

    その中でも、元和(1615年)~貞享(1687年)あたりのものを「初期」、元禄(1688年)~ 延享(1747年)のころのものを「中期」、そして寛延(1748年)~幕末までのものを「後期」と呼んでいます。
     
    ちなみに、「後期」のものは生産量も増え、「初期」のものと比べると職人の心意気(色彩や形状など)にかける作品が多いという専門家もいるくらいです。
     
    ただ、この時代(特に中期以降)の伊万里焼は、民間の窯で販売用として多く焼かれており、国内だけではなく、海外(アジア・ヨーロッパ)などへも大量に輸出されていたとされています。
     

    そのため、現存している数も多く、骨董市などでよく目にするのも不思議なことではありません。
     
     

    写真は「やまとプロムナード古民具骨董市」で見つけた作品です。
     
    また、Instagramには短いですが、同作品をムービーで撮影したものをアップしています。
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