備前焼は岡山県備前市伊部地区周辺を産地とする炻器です。
釉薬を一切使わず「窯変」によって生み出される模様に一切同じものはありません。
茶褐色の土肌は、粘土の鉄分によるものです。
とても硬く、投げても割れないなどと言われ、すり鉢や瓶などが多く作られていました。
現在ではビールグラス、花瓶、食器など日用品が多く作られています。
備前焼では登り窯が使われることが多く、最低7日間、最高12日間もの間火を消さずに焼き続けます。
窯変の種類
「胡麻」胡麻のような粒が付いています
「桟切り」黒色、灰色など色の変化が模様になっています