常滑焼(とこなめやき)は、愛知県常滑市を中心とし、その周辺を含む知多半島内で焼かれる炻器で、日本六古窯の一つです。
- 瀬戸焼:愛知県瀬戸市
- 常滑焼:愛知県常滑市
- 越前焼:福井県丹生郡越前町
- 信楽焼:滋賀県甲賀市
- 丹波立杭焼:兵庫県篠山市今田町立杭
- 備前焼:岡山県備前市伊部
常滑焼PR動画がありますので、見てみました。
常滑焼ができるまで
焼き物というのは、土を成形して焼き物になります。
手順、ポイントは下記のとおりです。
土編
陶芸をする土は、下記の点に注意する必要があります。
- 土を成形するために、ある程度の粘性が必要
- 砂みたいな土ですと、成形は出来ない
- 土を吟味する力は大切(どういう物に向くか、どんな色が出るか)
さらに、土には種類と特徴があります。
- とこなめ自在土
いろんな成形(ろくろ、鋳込、たたら成形)が可能
粘性が強く、よく焼けば水も通さない土になりますので通称水盤土と言われる - とこなめ赤土
いろんな成形(ろくろ、たたら成形)が可能
非常に安くて使いやすい土 - おぼろ緋色土
おぼろは、荒いという意味
鉄分が少しあるので、釉薬との愛称が難しい - おぼろ白土
おぼろは、荒いという意味
白い土なので、いろいろな釉薬との愛称が良い
成形編
成形とは、形を作ること。
成形する場合は、こんな方法があります。
- ろくろ成形
- 鋳込成形
- 手ひねり成形
焼き編
土を焼く場合は、下記の点に注意する必要があります。
- 土の種類と焼き方が出てくる色が変わります
- 焼き物は、焼くと縮みますので、その分を考慮します
焼き方は、酸素の扱い方で2種類あり、下記のとおりです。
- 還元焼成
酸素を釜の中に入れず閉じて焼く - 酸化焼成
酸素を釜の中に入れて焼く
鉄がさびたような色になる。
常滑焼のチャンネル
常滑焼のチャンネルを作成しましたので、ぜひ、見てください。
https://www.youtube.com/channel/UC2GzVV11YDjHGA8iBDjn_Dg