カメオといえばイタリアのお土産で有名ですが、本当は、カメオとは技術の名前のことを、カメオといいます。
    デザインを浮き出させて彫る技術をカメオ(cameo)、逆に掘り下げて現す技術をインタリオ(intaglio)といいます。

    今回は、カメオという技術についてみていきましょう。

    とても魅せられるカメオには、大きく2つの種類がございます。

     ・シェル(貝殻)・カメオ
     ・ストーン(石)・カメオ

    材質の違いですね。
    シェルカメオは、大きく色で分けられます。
     ・オレンジ系
     ・茶色系
     ・ピンク系

    オレンジ色の貝は比較的柔らかく一層目と二層目の色合いが似ていますので濃淡がハッキリしません。
    そのため、少し離れるとモチーフが少々ぼやけて見えることがあります。
    しかし、オレンジ系ですので優しいイメージが好まれています。

    茶色の貝は比較的硬いため、より細やかな彫刻が可能になります。
    さらに、一層目と二層目の色合で濃淡がハッキリするためモチーフがくっきりシャープに出やすい特徴があります。

    ピンク色の貝は、コンク貝と言う非常に貴重な貝で、ピンクがとても綺麗で人気も希少性もあります。

    一般的には、シェルカメオでしたら、ピンク>茶色>オレンジという順番で価値が高いです。
    また、シェルカメオは、貝の凹凸が均一ではないため機械彫りは難しいとの話です。

    ストーンカメオは、下記の石から作られます。
     めのう、クリソプレース、ラブラドライト、サードオニックス、マラカイト、オパール、トルコ石など
    いろいろな石から作られます。
    石から掘り出すカメオの場合は、その基盤となる石に均一性がありますので、手彫りと機械彫りと2種類の彫り方が見受けられます。
    手彫りは高いですが、機械彫りは安いようです。

    カメオ購入の際は、その材質を見極めてから購入しましょう。
    ピンク色の貝(コンク)から作られたカメオがオススメです。
    0431d7f67d74ee2c08188dc18803b7d1

    カメオ】の最新記事
    • カメオ
      2016年10月18日
    この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます。
    宝石
    宝石
    2016年11月28日
    イベント
    宝石
    2016年12月14日
    着物
    イベント
    陶磁器
    イベント