「大阪市立東洋陶磁器美術館」にて、3月26日(日)まで行われている特別展「台北 國立故宮博物院―北宋汝窯青磁水仙盆」では、
北宋汝窯の最高傑作で、中国磁器の中でも「名品中の名品」といわれる「青磁無紋水仙盆」をはじめとした北宋汝窯青磁水仙盆4点と、清朝の皇帝が「青磁無紋水仙盆」を手本につくらせた景徳鎮官窯の青磁水仙盆1点などが展示されています。
汝窯青磁とは、中国河南省の著名な陶窯「汝窯」で宮廷向けにつくられた「青磁」とされており、現存するのは世界でも約90点で、国内には3点と言われています。
ちなみに、その汝窯青磁の最高傑作と言われる「青磁無紋水仙盆」に価格を付けるのは非常に難しいのですが、参考までに、2012年に香港のオークションで、日本人が出品した汝窯青磁が23億円で落札されています。
【特別展「台北 國立故宮博物院―北宋汝窯青磁水仙盆」】
■会期/2016年12月10日(土)~2017年3月26日(日)
■会場/大阪市立東洋陶磁美術館 展示室J
■住所/大阪市北区中之島1-1-26(大阪市中央公会堂東側)
■電話番号/06-6223-0055
■料金/一般1200(1000)円 高校生・大学生700(600)円 ( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明)は無料
■開館時間/9時30分から17時まで(入館はいずれも閉館30分前まで)